金利が上がると国債は?
通常の国債の金利は
発行時から変わらず一定である。
そのため
市場の金利が上がると
既に発行されている国債の金利はそのままなので
相対的に損することになる。
そうなると
その既に発行された国債自体の価格を下げないと
誰も買わなくなるため
国債の価格が下がる。
これまでいまいち理解できていなかったが
その原因は
ここでいう金利とは
市場金利だけでなく
国債の金利も含んだものである
勘違いしていたからだ。
なぜこのような勘違いをしたかというと
新発10年物国債が長期金利の指標となるからだ。
つまり
新発10年物国債の金利が
市場金利に影響する。
そのため
国債の金利と市場金利が
なんとなくイコールだと考えてしまった。
一般的な金利と
国債の金利は別としてとらえると
簡単に理解できる。
なので
よりわかりやすく表現するとこうなる。
金利が下がると国債は?
ということで
当然のことをあらためて。
市場の金利が下がると
通常の国債の金利は一定であるから
相対的に国債の金利が高くなり得となる。
そのため
みんなが国債を欲しがるため
国債の価格が上がる。
オマケ 景気と為替の関係
景気がよくなると為替が上がり
景気が悪くなると為替が下がる。
これは
景気がよければ
物とかもたくさん売れるので
資金が必要になり資金需要が上がる。
そうなれば
その通貨の需要が上がり
為替が上がる。
逆もしかり。